アメリカでの研究発表ですが、「心疾患患者の中には抑うつが禁煙の妨げになっている者がおり、そうした患者には抗うつ薬が有効だと考えられる。」という発表が『Archives of Internal Medicine』1月28日号に掲載されているそうです。
その記事によると、心臓病で入院した患者のうち、うつ症状を持たない患者の禁煙率は症状を持つ患者のおよそ3倍だそうで、喫煙者の中には深刻な健康問題があるにも関わらず喫煙習慣を継続する理由のひとつが抑うつで説明できる可能性があるということです。
心臓血管疾患の場合は、禁煙することが健康状態を保つ上で重要ということですが、ニコチンの禁断症状がよりうつを強く体験し、なかなかやめられない原因となるということです。
この研究者たちは、患者に抗うつ薬とそうでない薬を与えて調べたそうですが、抗うつ薬を投与されたグループのほうが禁煙率が高かったので、この研究発表にいたったそうです。
このグループでは、心疾患患者のみで研究を行ったようですが、他の疾病や基礎疾患を持たない方の中にもこのような傾向はあるのかもしれませんね。
禁煙外来では、個別指導やグループカウンセリングなどにより、ニコチンの禁断症状から逃れやすくしてくれるとことが多いです。
こういうカウンセリングにも抗うつ効果があるからでしょうね。
<ご注意>
この記事は抗うつ薬の使用を勧めているものではありません。
まずは、禁煙外来で適切な禁煙指導を受けることをおすすめします。

